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- ナンチャッテ三方留め
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2007.04.22 Sunday本当の三方留め接ぎというのは非常に高度な技で、とても私の手に負えるものではない。
私にできるのは一見三方留め風に見える「三方留めモドキ」、もしくは「ナンチャッテ三方留め」。いかにもインチキ臭い(笑)ので、マネしようという人はいないと思うけれど、一応作り方を紹介することにする。
使うのは一つの角につき4本の角材。工具はテーブルソーのみ。
1)まずは角材の端を45度に落として接着。つまり通常の留め加工したものを2つ作る。この時45度がずれていると仕上がりに大きく影響するのでテーブルソーの角度調整は慎重に。
2)上で留め加工したものの一方の材の長手方向に45度の角度で切り落とす。この時接着だけでは結合強度が不安なので写真のように木ネジで補強した方が良いと思う。切断中に接着が外れて材が飛んできたりしたら非常に危険。
3)この斜めに切り落とした面に接着剤を塗り接着する。接合面に隙間ができないよう(特に表側)、クランプでしっかり締め付けておく。
4)接着が完了したら木ネジの孔にプラグをして目違いを直し、面取りをして完成。面取りを少し大きめに取ると、意外と接合部は目立たなくなうようだ。
私はテーブルソーを使ったが、慎重にやればバンドソーと手押しカンナを使っても同様の加工は可能かも知れない。
- 中国出張
- 低めのキャビネット(完成)
- O・K CraftさんのHP
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2007.04.09 MondayO・K CraftさんのHPにアクセスできなくなっている。
どうしてかなぁと思っていたが、OKさんのブログを読んで事情が分かった。
しかし、いくら無料のレンタルサーバーとは言え、HPは開設者にとっては貴重な財産のはずだ。理由も明らかにせずに一方的な強制解約には憤りを感じる。
OKさんのHPから刺激や情報をもらった木工好き人間は私も含め、決して少ない数ではないと思う。どのような形にせよ、早い復活が願われる。
- 低めのキャビネット(2)
- 低めのキャビネット
- デジタルアングルゲージ(2)
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2007.04.01 Sundayやはりデジタルで見れるというのはいいものだ。私だけかもしれないが、例えば同じ長さを測ってもアナログのノギスで測った結果よりデジタルで出た数字を信頼してしまう傾向がある。アナログの場合はもしかしてバーニアを読み間違えているかも、という不安が無意識のうちにはたらくのかも知れない。これがデジタルだとなぜか信用してしまうのだ。本当は結果の読み方より測り方の方がずっと重要なのだが、デジタルにはそういう問題も忘れさせてしまうだけの力がある。これはデジタルの大きな欠点(本当は使う側の人間の欠点と言うべき)かもしれないが。
デジタル-アナログの比較論はこれくらいにして、BevelBoxの使用感だが、なかなかよろしい。マグネット式なのでテーブルソーのブレードにピタっと貼り付けて角度調整ができる。角度の繰り返し精度がプラスマイナス0.1度(これが本当かどうかを確認する術を私は持たないが)だそうなので、木工では十分だと思う。
問題点もある。ひとつは感度が良すぎる(?)というか、応答が速いので表示がなかなか安定しないというところ。まぁこれは大した問題ではない。問題なのは角度計なのに基準面(底面)の平面が出ていないことだ。テーブルソーのブレードなどの鉄製品に使う場合は強力なマグネットで固定されるのでぐら付くことはないが、非鉄のものだと置き方で角度表示がかなり違ってくる。特にBT3100の場合はテーブルの表面が凸凹になっているためどこに置くかで角度が変わる。これでは基準の0度が出せない。
仕方ないので底面の出っ張って要り部分をダイヤモン砥石で少し削ってやることにした。これで随分と改善された。
明日はこいつを使ってジグ無しの留め加工に挑戦してみようと思う。