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- 自動カンナの集塵(5)
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2007.02.13 Tuesday結果を先に書いてしまえばサイクロン方式は失敗だった。
自動カンナは他の工具類に比べ切りくずの大きさが大きく、すぐにサイクロン内に詰まってしまうのだ。残念ながら自動カンナ自体の風量では圧倒的に不足なようだ。詰まりが起きないようにサイクロンの外筒を太くし、内筒をできるだけ細くしたりをやってみたが、結果はほぼ同じ。太くなればその分風速が落ち、輸送力が低下してしまうのだろうと思う。補助的な動力を付けることも考えたが、適当なモータの手持ちもなく現時点では断念。
先端に袋をつけなければ詰まりも起きにくいようなのだが、それでは意味がないし、結局は通気性のある袋(座布団保管用というのを近所のスーパーで購入)をサイクロンの先端に取り付けて使うことにした。まぁそれなりの集塵効果はあるのだが、それなら別にサイクロンじゃなくてもいいわけで、トホホ・・・
- 自動カンナの集塵(4)
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2007.02.12 Monday今までの記事ではちょっと説明が不足だったかなと思う。ちょっと整理してみたい。
普通、自動カンナの集塵は図1のようにカンナ本体に集塵ポートをつけて外部の集塵器に吸引させて行う。これが一番確実だし簡単な方法であることは論を待たないだろう。但し、これを実現するにはそれなりの容量とパワーを持つ集塵器と、自動カンナと集塵器を同時に動かしても電圧の降下しない電源容量が必要だ。残念ながら我が工房はどちらも十分とは言えない。
そこで、できれば外部動力を使用しないで自動カンナの切りくずだけを例えばビニール袋か何かに集めることができないだろうか、というのがそもそもの出発点。
単純に集塵ポートに袋を取り付けたのでは空気の抜け道がなくなってしまい、袋が膨れ上がった後、切りくずが材の挿入側等から吹き出してくることになってしまう。図2のようにある程度の通気性のある袋を使えばまだマシだと思うが、これも袋が満杯になるにつれて同様の結果になるだろうと予想される。
そこで、図3のように横置きのサイクロン構造にして、切りくずと空気を分離させることができないだろうか、と考えた。(続く)
- 裏目
- 自動カンナの集塵(3)
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2007.02.04 Sunday集塵装置2号を作った。
主な改良点は前回より外筒を太く(100の塩ビパイプ)、内筒を細く(40の塩ビパイプ)にして粉塵が通る部分の面積を大きくした事と、内部が見えるように窓を付けた事。
昨日と同じように1×6材を通してみると、多少吹き出しが減ったかな、という感じ。最初のうちは粉塵がうまく回転してビニール袋の方へ流れていくが、そのうちにパイプの内部に溜まり始め、内筒の端や挿入側から吹き出すようになる。内筒の長さはなるべく長い方が分離がいいかなと思っていたが、長いと比較的早くこの溜まりが起きてしまい、むしろ短めの方が良いようだ。圧倒的に風圧・風量が不足しているため、わずかな圧損で粉塵を送らなくなってしまうのだろう。
どうも私はサイクロン方式に拘りすぎているのかも知れない。単に粉塵をどこかに集めるだけならもっと簡単な方法があるかも・・・なんて思えてきた。
- 自動カンナの集塵(2)
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2007.02.03 Saturdayプロトタイプを有り合わせの材料で作ってみた。
塩ビパイプと雨どいパイプの2重構造の先にビニール袋を取り付けたもので、要するに横置き型のサイクロンみたいなものだ。自動カンナはモータの冷却用ファンで粉塵を吹き飛ばす構造になっているようなので、この風力を利用してやろうという魂胆。
早速試運転してみた結果がこの写真。1×6材、長さ500mmほどの材をかけてみたのだが粉塵の8割ほどがビニール袋の中、1割は分離されずアウトレット側へ吹き出し残り1割は材の挿入側から吹き出してきた。もう少しマシな結果を期待していたのだが、そううまくはいかないか、やっぱり。
現在改良型の製作中。もう少しジタバタしてみます(笑)。